こんにちは、アドラーです!
今日はメーカー技術職若手におすすめの資格ランキング|上司に評価される資格を解説で紹介した最もおすすめの資格であるQC(品質管理)検定2級の取得の仕方を教えるよ。
【筆者の簡単なプロフィール】
出身 | 東工大修士卒|関東育ち |
業界 | 大手メーカー |
職種 | 研究開発|平社員 |
社会人年数 | 5年目 |
勤務地 | 西日本|地方田舎 |
詳細なプロフィールは自己紹介からご覧ください!
こんな人に役立つ記事です!
#QC検定2級の取得に興味がある方
#キャリア形成に興味のある技術系社員の方
#大手メーカーで評価される資格を知りたい方
QC検定とは?
QC(品質管理)検定とは、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを客観的に評価を行うものです。
本ブログを読まれている方は、製造業で勤務されている方・興味がある方であると思います。製造業では何らかの製品(例えば自動車、化学品、電機製品など)を研究開発・製造しますが、製品の利益率を高めるためには「魅力的な品質の製品を、適正なコストで、適切な納期で顧客に届けること」が重要です。
QC検定では、品質管理のための体系的な知識を学ぶことができます。
特に、QC検定では以下のように4つの級を設定しており、筆者はコスパの観点から2級の取得を特にお勧めしています。
1級/準1級 | 品質管理部門のスタッフ、技術系部門のスタッフなど企業内において品質管理全般についての知識が要求される業務にたずさわる方々 |
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2級 | QC七つ道具などを使って品質に関わる問題を解決することを自らできることが求められる方々、小集団活動などでリーダー的な役割を担っており、改善活動をリードしている方々 |
3級 | QC七つ道具などの個別の手法を理解している方々、小集団活動などでメンバーとして活動をしている方々、大学生、高専生、工業高校生など |
4級 | これから企業で働こうとする方々、人材派遣企業などに登録されている派遣社員の方々、 大学生、高専生、高校生など |
QC検定HPから引用。
また、QC2級の合格までにかかった費用は以下のとおりです。
合計:15,000円(ただし、交通費と受験料は会社から報奨金として回収し、実負担額は参考書代の6,000円)
受験料:7,000円程度
参考書代:6,000円程度
交通費:2,000円
アドラーは2024年3月の試験を受験して合格しました。

↑アドラーのQC検定2級の合格証。
立派な賞状だったから合格証が届いた時はすごく嬉しかったです!
QC検定2級取得の圧倒的メリット|転職に有利×最も効率よく製造業で「統計学」の知識を実務に活かせる!
QC検定2級では、以下のような出題内容があります。
詳細はhttps://webdesk.jsa.or.jp/pdf/qc/md_4608.pdfからご覧ください!
- 統計的手法:統計学の基礎(標準偏差など)、検定と推定
- QC七つ道具:特性要因図、チェックシート、管理図など
- 品質管理の基本概念:PDCAサイクル、標準化、改善手法
また、アドラーはQC検定2級を取得することで以下のようなメリットがありました。
- 統計の知識が身につく!
標準偏差、分散、数値分布(正規分布)など、大学の教養課程で学ぶ基本的な内容を復習できます。基本的な内容ほど、社会人になって忙しくなると曖昧な部分も多くなるので体系的な復習ができたのは大きなメリットです。
特に統計学は機械学習などの人工知能(AI)のベースの知識になるので、データサイエンスの知識を身につけていきたい人には親和性が高そうです。 - 製造業であれば活用できそうな事例を学べる!
特に「検定と推定」では、「製法転換」を行った時に従来の製品と比べて同等の性能を示していると統計的にも判断ができるかなどを判断できるようになると思います。
生産管理業務以外にも研究開発部隊でもこのような判断ができるか、できないかで自信が開発する新製品の出来栄え評価を効率よくできるようになると思います。
類似の資格として統計検定(統計検定のHPリンク)などもありますが、QC検定は実務に直結しているところも多いので有利な資格であるように思います。 - 転職活動|上司面談でのアピール材料になる!
以下のように旭化成、Panasonicのような大手メーカーでも評価される資格です。
アドラーも転職活動や上司との面談でQC検定の取得をアピールし、社内の品質関連の会議などでも有資格者として評価いただけました。負担が6,000円(受験料と交通費がない前提)で優良企業からの評価が上がる、転職可能性が上がると考えるとかなりコスパがいいですよね。

大手化学メーカーの旭化成グループの求人票。QC検定についてもしっかり評価してくれています。

大手電機メーカーのPanasonicの求人票。こちらでもQC検定についてもしっかり評価してくれています!
①AIやデータ分析の基本、②実務に特に直結している、③社内外でも一定の評価があることがメリットだね!
QC検定2級に1ヶ月で合格する方法
勉強期間
モデルケース①(QCの前提知識がある方にお勧め):1日2時間として1ヶ月程度
モデルケース(QCの前提知識がない方にお勧め)②1日1時間として2ヶ月程度
※アドラーはモデルケース①で合格しました!
【テキスト】
①ゼロからわかる! QC検定2級テキスト&問題集 [QC検定(品質管理検定)対策の決定版! 最新レベル表対応](TAC出版):2,000円
試験範囲を体系的に整理するための1冊です。3週間で1周できると書いてありますが、統計学の知識が浅い方(推定、検定を行った経験がない方)は1ヶ月くらいかかると思っておいた方がいいと思います。このテキストができていると過去問がスイスイ解けると思うのでいきなり過去問に取り掛かるのではなく3週間〜1ヶ月かけてこのテキストを勉強して下さい。
アドラーは平日20〜21時、休日の午前中にこのテキストを勉強して、2週間と短期間でこのテキストの問題を完全に解けるようにしました。
②過去問題で学ぶQC検定2級 :4,400円
公式の過去問です。6回分の過去問があるので計画的に解いていきましょう。筆者は平日で2回分、休日で4回分を解くことで全ての過去問を1週間でとき、翌週で間違えた問題を復習しました。①の参考書が解けていれば、問題なく8割以上は得点できるかと思います。
合格基準は「出題を手法分野・実践分野に分類し、各分野の得点が概ね50%以上であること。及び、 総合得点が概ね70%以上であること」なので、7割以上必ず得点できるようになって下さい。また、マークシートで100問の答えをマークする必要があり、当日の時間切れが一番の課題になります。当日慌てないためにも必ず、過去問を解く上では時間を90分計って解くようにして下さい。
アドラーは、計算が不要な「品質管理の実践」50問程度を30分弱で解いて、60分強を統計的な計算が必要な「品質管理の手法」に時間を割いていました。
まとめ
今日は「QC検定2級を1ヶ月で取得する方法」というテーマで記事を書きました。
この記事を読んでくださった方が、QC検定2級取得・キャリア形成に成功していただければ嬉しいです!この記事を読んで合格された方がいたら是非コメントください。筆者が泣いて喜びます。
それでは、記事を読んでいただきありがとうございました。
寒い日が続いておりますが、体調を崩さないようにお過ごしください!

「なやんでるひまに、一つでもやりなよ」
— ドラえもん